音楽とわたし



今でもベルリンを恋しく思うところは

日常に音楽が溢れているところ。



日曜の昼下がり、緑豊かな公園に、音楽家たちがクラシック、ジャズ…レベルの高い演奏が当たり前のように鳴り響く。


お日様に照らされ、芝生に寝転がりながら、読書をしながら、それぞれがそれを楽しむ。


地下鉄で聴いたヴァイオリン、バンドネオンの切ない響き、シンドラーのリスト、ピアソラの情熱的なタンゴは今でも忘れられない。

大きなコンサートホール、そんなものは必要ない。

舞姫の舞台となった、まるで中世に迷い込んだようなマリエン教会前のベンチで、老夫婦と聴いた魔笛のアリア、

博物館島の公園で学生たちと日光浴をしながら聴くショパンのワルツや、

国際色豊かなクロイツベルクの川辺での初めてのシタール演奏…

すべてが私のかけがえのない思い出。



音楽はその時の感覚をもう一度運んでくれる。

お日様の温かさ、芝生の香りや地下鉄の熱風、

飛び交う様々な言語や彼らの強すぎる香水、

1日中歩いてできた血豆の痛みや

流した涙の味までも。



あのときどれだけ生きた音楽に触れてきただろう。

 

彼らにとってはそれはとても日常的なもので、

生きる活力、まさに情熱そのもの。


またベルリンに行く事は考えられないけれど、

新しい人生を迎え、今新たな情熱で作品に向き合うとき、

私の心はいつも音楽に導かれ特別などこかを旅している。



https://youtu.be/6TIaExrONUI?si=kxIpzPUYmxGhzpJ8


https://youtu.be/n7xegHQHp0k?si=7N7facJlcl8qm7uG


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