Atelier

わたしと光のエッセイ集 2024-2025
わたしのアトリエのミューズたちは、
春夏秋冬、朝昼晩、色にかたちに温度と、
一度たりとも同じでない日ごとに移りゆく
光のクチュールドレスを身に纏う


冷たい雨の日、バッハと聖書
フランシスコの悲報と白薔薇の開花
“月の光”に思いを馳せて秋の夕暮れ
色彩と翳が織りなすCaravaggioの豊穣
晩秋が落とした杜の彫刻
早春に祖母の遺した梅の香り

Intermezzo

翳の間奏曲 2024
原菜摘の陰翳礼讃
光を知るにはまず翳を奏でること

憧れは遥か彼方に1900(novecent)
啞とブランデーと愛のテーマと
Michaelに恋焦がれ口ずさむはNino Rota
いにしえの翳と光のintermezzo
マドンナの賛歌、コルセット解放とともに
CHANELに学びし黒の美学